アールワン日誌 Blog

雇用調整助成金の特例措置が終了となりました。

2023/04/30

雇用調整助成金の特例措置が終了となりました。 - 社会保険労務士法人アールワン | 東京都千代田区

こんにちは。東京都の社会保険労務士法人アールワンの西嶋(にしじま)です。最近、帰宅時に最寄り駅から自宅まで歩く際、わざと遠回りして歩くようにしています。来月健康診断があり、少しでも体重を落とすことが目的です。効果が出てくれることを期待しています!

雇用調整助成金の特例措置(コロナ特例)が令和5年3月31日をもって終了となりました。令和5年4月1日以降の申請については、通常制度での申請となります。

約3年間の間、雇用調整助成金の対象となったお客様の申請を行ってきた中で感じたことをお伝えします。

 

企業の経営者・担当者さま

「もっと詳しく知りたい」「今この件で困っている」そのようなときには、こちらよりご連絡ください。

catButton - 社会保険労務士事務所オフィスアールワン | 東京都千代田区

 

雇用調整助成金の申請スタート

令和2年3月頃から新型コロナウイルスによる会社都合の休業が発生するようになり、雇用調整助成金の申請がスタートしました。この時点では、コロナによる影響が長く続くとは全く思っていませんでしたが、感染拡大による緊急事態宣言などもあり、特例措置も延長されました。

雇用調整助成金は、コロナの影響で売上が減少した会社の雇用や経営の維持に大きく貢献し、欠かすことのできないものだった為、延長の発表がされる度に「まだ、申請ができる」と毎回安堵していました。

 

申請を行う中で聞いた言葉

雇用調整助成金の申請を行う中、お客様からの聞いた言葉で私が担っている役割を勘違いしていたことに気付きました。

「雇用調整助成金の申請が終わった後に今までのように働けるのか、従業員が不安に思っている」

「休業したことで、お客様が戻ってこないのでは」

「売上が以前のように戻るのは厳しいかもしれない」

お客様がコロナ収束後について考えている中、私は助成金の申請を行い続ければお客様の経営や雇用維持に貢献できると目の前のことばかりに意識がいっていました。お客様からの「入金があったよ。ありがとう」という言葉だけに満足していました。

助成金の申請は大切なことですが、コロナが収束した後のことや新たな労務環境に向けた準備を一緒に行っていくのが、私の本当の役割でした。

 

助成金申請終了後の対応

令和5年5月8日からコロナが2類感染症から5類感染症に扱いが変わることで、会社は社員に対し、行動制限ができなくなり、また濃厚接触者の定義がなくなる為、勤怠の取扱いなどが大きく変わります。

マスク着用についても既に個人の判断に委ねることになった為、業務中の着用をどうするのか等、新たなルールを作成しないといけない状況となっており、対応が必要です。

 

お客様がこれから生き残りをかけて経営や新規サービスなどに注力していく為に、私ができることは、社内ルールの整備や労務トラブルの事前防止などについて、お客様と一緒に取組んでいくことだと実感しています。

お客様と一緒に先をみて行動していき、本当の意味で寄り添える存在になっていきます。

 

企業の経営者・担当者さま

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西嶋 一樹(にしじまかずき)のイメージ

執筆者

社会保険労務士法人アールワン 西嶋 一樹(にしじまかずき)
サッカーと水泳が好きな37歳です。担当しているクライアントのほとんどが100人未満の中小規模の会社様ですので、大企業とは異なるスタイルでの人事労務のリスクマネジメントに腐心しています。お客様の要望に迅速に対応できるよう、日々精進していきます。週末は家族と一緒に近所を散歩するなどしてリラックスして過ごしています。