社員定着のカギ・・それは「傾聴」です!
2023/08/20
社会保険労務士法人アールワンの佐々木(ささき)です。先日3年ぶりに開催された埼玉県朝霞市の彩夏祭に行ってきました。メインイベントである10,000発の花火が打ち上げられる予定でしたが、強風と設営の不具合により、中止となってしまいました。「夏」を感じる事が出来ず、心残りですが、来年に期待したいと思います。
先日、社内で「傾聴」についての研修を行いました。この研修は、お客様そしてスタッフ同士の関係性を深める為のトレーニングとして、定期的に行っているものです。初めて参加したスタッフから、「自分の気持ちの整理ができた」「自分を受け入れて聞いてもらえる事の安心感を得る事ができた」など様々な感想がありました。
そこで今回は、傾聴の重要性についてお伝えします。
傾聴って何?
「聞く」と「聴く」の違いはなんでしょうか。「聞く」は、相手の声を音声として聴覚でとらえている状態で、特に意識せず声が自然に入ってきているので、あまり記憶に残らず、場合によっては聞き流すことも出来ます。
一方「聴く」はただ単に、相手の話を聞く事ではありません。相手の話に耳を傾け、好意的な関心を持って、相手に寄り添いながら、話しを聴く事を言います。相手の話を否定せず、なぜそのように考えるようになったのか、その背景に興味を持って聴く事で、相手は安心して話ができるようになります。
最近、顧問先様でよく耳にするのが、人手不足の問題です。その中で、社員の定着が重要な課題です。せっかく人を採用しても、すぐに退職となればかけた時間やお金が無駄になってしまいます。社員の定着に必要なことは、ずばり「傾聴」になります。
傾聴の効果は?
傾聴は、先述したように、聴き手が相手の話を聴くときに、相手の立場になって、共感しながら聴くことです。自分の話を否定したり、評価したりせずに、ありのままを受け止め、気持ちに共感して理解しようとしてくれる相手には、安心感や信頼感が生まれ、心を開いては話そうと思えるのではないでしょうか。
そうすると、自分の意見や感情などの本音も話しやすくなり、よりお互いを理解し、関係を深める事が出来ます。その事で、職場の雰囲気も変わってくるはずです。
社員は定着する?
「会社を辞めたい」と思う多くのきっかけは、「人間関係」です。とくに多いのが「上司・先輩との人間関係」と言われています。仕事上、関わりが多くなる為に避けられない問題です。また自身の悩みや不満も「上司に気軽に相談しにくい」「言いたい事が言いづらい」「言っても伝わらない」というストレスを抱えることで、退職につながるケースもあります。
誰もが自分の声が届く環境で働きたいと願っているのではないでしょうか。一人でも自分の胸の内を聴いてくれる、わかってくれるという人がいるだけで、社員の定着に大きく関わることが分かっています。
また、傾聴を通じて、上司が社員の価値観を理解し、どのようなキャリアを望んでいるのかを知り、サポートをする姿勢を示す事で、社員は安心感を抱き、この会社で長く働き、貢献しようと思うものです。そして、社員の定着を実現することで、組織は継続的な成長や競争力の向上を図ることができるのです。
以上のように、傾聴は社員の定着に不可欠なものです。社員が長く働ける組織作りをアールワンとともに作っていきませんか。アールワンでは、産業カウンセラーの資格を持つスタッフが顧問先様へ傾聴研修を行っています。また、福利厚生制度のご提案を含め、社員が定着する組織作りのサポートもしています。
傾聴研修をご検討される際は、ぜひアールワンまでお問合せください。
社会保険労務士法人アールワン 佐々木 真美(ささきまみ)
以前は旅行会社に勤務してりました。主に従業員100名前後の顧問先様を担当しており、お客様の様々なトラブルやお悩みに誠実に対応する事を心がけています。
カフェ巡りや自然が好きなので、休日はドライブを楽しんでいます。
140社の人事労務をサポートする、東京都千代田区の社会保険労務士法人アールワンが提供。人事労務ご担当者の方の実務に役立つ情報をお届けします。
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