子育て中の方をターゲットにした求人票を作る時の3つのキーワードとは?
2024/04/10
こんにちは。東京都の社会保険労務士法人アールワンの赤井(あかい)です。最近、啓翁桜(けいおうざくら)という桜の切り花を買い、家の中に飾りました。淡いピンク色の花が次々に咲き、都内の桜の開花より前に春の訪れを感じていました。
最近の報道で、人手不足により、採用競争が激化していることをよく耳にします。実際に弊社のお客様からも、採用が難しくなってきたという声が増えてきました。
採用では、採用のターゲットとしている層にどう効果的にアプローチできるのかが、鍵となります。そこで今回は、子育て中の求職者を例に挙げて、求人票作成のポイントをお伝えします。
キーワード① フレックスタイム制、在宅勤務可
子育て中の方は、子育てと仕事を両立しやすい仕事を探されている方が多いので、自身の都合に合わせて柔軟に働ける、フレックスタイム制や在宅勤務の人気が高いです。その為、フレックスタイム制、在宅勤務を導入されている会社は、求人票に記載することで大きなアピールポイントとなります。
実際には制度として確立していない場合でも、在宅勤務を認めている会社は、例えば、「在宅勤務週1回程度相談可」という様に記載することもできます。
もちろん求人票に記載しているだけではなく、実際に在宅勤務のしやすさもポイントとなる為、在宅勤務が心理的抵抗なくできる組織風土作りや、テレワーク用機材の拡充を図ることも大切です。
キーワード② 急なお休みに対応可
子育て中の方は、お子さんの体調不良により、急に休みを取らなくてはならない時があります。急な休みを取ることへの理解があると、子育て中の方が安心して就業できる要素の一つとなります。
またお子さんの学校の長期休暇に合わせて、お休みを取りたいという方もいらっしゃいます。夏休み期間(7~8月)や冬休み期間(12月~1月)に、連続した休みを取ることが可能であることを求人票に記載することも、プラスの要素です。
キーワード③ 短時間正社員
子育て中の求職者=パートとして扶養の範囲内で働く、というイメージがあるかもしれません。パートで扶養の範囲での勤務を希望される方がいらっしゃるのは事実ですが、最近では子育てをしながら正社員として仕事を探されている方も増えてきています。そういった方は、正社員短時間勤務制度があるかという視点で求人票を見ます。短時間勤務制度のある会社は、勤務時間のパターンとその際の給与を記載します。
また今はパート勤務で、ゆくゆくは正社員としての勤務を希望する方もいらっしゃいますので、正社員登用制度があれば、その旨を記載。さらに過去に正社員登用をした実績があれば、より良いアピール材料となります。
求人票は、求職者が仕事を探す上で最初の入り口となります。弊社で採用活動をしていると、「他社からの内定が出たので。」という理由で、途中で選考を辞退される方がいらっしゃいます。最初の入り口段階で、求職者の志望度を高めることが採用の要であること、それが私自身の採用経験から学んだことです。
今回お伝えした3つのキーワードはあくまで一例で、求人票では処遇面や勤務地、勤務時間、福利厚生制度等、総合的に見られます。アールワンでは、求人票の見直しを始めとした、専門スタッフによる採用コンサルティングも行っております。採用が最近思うようにいかない・・・、といったことがあれば、お気軽にご相談ください。
社会保険労務士法人アールワン 赤井 加奈絵(あかいかなえ)
服飾資材を扱う会社に勤務後、職場環境を整える仕事に興味を持ち、アールワンに入社しました。お客様に寄り添った課題解決をすることを心がけています。またアールワンの採用担当として、より良い採用活動ができるように試行錯誤中です。休日は、整体や銭湯に行き、心身ともにリフレッシュしています。
140社の人事労務をサポートする、東京都千代田区の社会保険労務士法人アールワンが提供。人事労務ご担当者の方の実務に役立つ情報をお届けします。
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