こんにちは。東京都の社会保険労務士法人アールワンの赤井（あかい）です。最近、コロナに感染してしまい、39度の熱が出てしまいました。改めて健康でいられることの有難さを痛感しました・・・。

最近、弊社のお客様で中途採用から新卒採用に切り替えられたという話を聞きました。人手不足の中で、どう人材を確保するかは、ほとんどの企業様に共通する課題です。

そこで今回は新卒の方が、会社選びで重視するポイントをお伝えします。

新卒が入りたいと思う会社・新卒が入りたくないと思う会社

マイナビが行った、2025年卒の学生に対する就職意識調査では、以下の結果が出ています。

全体的に安定志向が伺え、給与や休日・休暇の日数が、新卒の方にとってアピールポイントとなるという調査結果となっています。

新卒の方が入りたいと思う会社の１位「安定している会社」の安定とは、別の調査によると①福利厚生が充実している、②安心して働ける環境、③売上高だそうです。言い換えると、職場の制度・環境・経営の良好さ、といった様に、多角的に安定性が判断されます。全て揃っているのが理想的ですが、実際全ての条件を揃えることは難しいように思います。

ただ、①福利厚生の充実や②安心して働ける環境については、取り組みがしやすいのではないでしょうか。例えば、①福利厚生の充実については、企業型確定拠出年金や人間ドックの補助、運動施設の利用補助、住宅手当、テレワーク、フレックスタイム等々・・・、たくさんの制度があります。まずは、自社で取り入れやすそうな福利厚生制度の導入を検討することから始めてみるのはいかがでしょうか。

また②については、職場の心理的安全性を高めるために、傾聴研修やアサーション研修を行うことでも効果が見込めます。私自身、実際に社内の研修で傾聴される側となったことがあり、私の話を最後までじっくりと聞いていただけることの安心感がありました。傾聴できる人が職場に一人でもいると、何か困ったときに相談しやすい職場環境になることを実感した経験でした。

今後の人手不足を乗り越えていくために

中小企業で新卒採用を行っている会社は多くはないと思います。中途採用で人が採用できれば良いのですが、それも思うようにいかなくなって来ています。そういったときに、発想の切り替えとして、経験のある方ではなく、新卒採用で一から人材を育てることも選択肢としてあります。

また新卒採用を予定していない会社様でも、今の新卒の方と年齢の近い若手社員の価値観を知っておくことは、今後どのような組織にしていくかを考える上で大切です。

アールワンでは、各種制度の見直しや傾聴やアサーションを始めとした研修も行っています。ご興味を持たれましたら、お気軽にお問合せください。